PROLOGUE
梅雨、ふたたび
梅の実が熟す頃に降りつづく長雨——梅雨。
じめじめと憂うつに思われがちなこの季節も、和傘とともに歩けば変わります。
暗く濡れた石畳の上でこそ、和傘の色はいっそう鮮やかに浮かび上がる——
今年の梅雨は、雨の日に映える和傘とともに過ごしてみませんか。
和紙一枚へだてた、梅雨の雨音
和傘をひらくと、雨音が変わります。和紙を打つしずくはやわらかな調べとなり、傘の内に籠もる光は、ほのかにあたたかい。
防水のために塗られた油、骨にほどこされた漆。かすかに立ちのぼる香りまでもが、梅雨の雨の日を豊かにしてくれます。
漆黒にうかぶ、職人の手仕事
放射状にのびる竹の骨、傘の内側を彩る「かがり糸」。黒を基調とした和傘では、その繊細な構造がひときわ際立ちます。
三百年あまり、京都で和傘をつくりつづけてきた辻倉。一本一本に宿る手仕事の温もりが、憂うつな雨の日を、待ち遠しい一日に変えてくれます。
SELECTION
梅雨の季節におすすめの和傘
今年の特集は「黒」。梅雨の雨に沈む街でこそ凛と際立つ、漆黒と藍の蛇の目傘(雨傘)を厳選しました。
Janome (Slender umbrella)
Janome (Slender umbrella)
Janome (Slender umbrella)
EPILOGUE
雨の日を、もっと好きになる
子どもの頃、長靴で水たまりを歩いた、あの心躍る気持ち。
和傘は、雨を楽しむ心を思い出させてくれる、大人の遊び道具でもあります。
竹と和紙でつくる伝統の和傘とともに、今年の梅雨をゆったり味わってみませんか。























