梅雨が明けたこれからの季節、お出掛けには和日傘とともに。
和傘には雨用(番傘・蛇の目傘)と和日傘があります。
雨傘は防水のために和紙に油を引いていますが、和日傘は和紙そのままを傘に仕立ているので、和紙の風合い、美しさを一層感じていただけます。
辻倉では日本の伝統工芸でもある様々な和紙を用いて、和傘に仕立てました。
雲竜紙
細長い楮(こうぞ)の繊維を漉きこんで、雲のような模様をあらわした和紙です。
絞り染め
日本の伝統的な染めの技法で絞りの方法によって様々な表情をもつ和紙です。
葉入り和紙
和紙を漉く工程で、手摘みされた笹やクローバー、紅葉、シダの葉を漉き込んだ和紙です。
型染め和紙
日本に古くからある染色技法の一つです。
日本人特有の繊細な技法で、豊かな文様表現と彩り豊かな和紙です。
黒竹和日傘
辻倉では金属を一切使わず、すべて自然の素材で和日傘を作りました。
持ち手の柄は黒竹、開いた傘を固定する部分(ハジキ)には木を、傘骨と柄竹をつなぐ部品(ロクロ)を固定するために竹釘を使用しています。
辻倉がこだわり抜いた和傘の復活ともいえる逸品です。
和日傘を広げて見上げると、和紙を通した光の具合、飾り糸の色が日差しを通してはんなりと優しく包んでくれます。和日傘の彩り、持つ人だけが知る贅沢をお楽しみください。
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