“梅雨”
6月ごろに降り続く長雨のこと、またその頃の季節。梅の実が熟す季節のため梅雨と言われています。
じとじととしてうっとうしく思ってしまいがちですが、草木を潤し、作物を育む雨です。
雨が降ってくると、子どもの頃、長靴を履き、レインコートを着て、わざと水たまりを歩いたりして、なんだかワクワクしたことを思い出します。
大人になった今、雨の匂いを感じ、雨音に耳を傾けながら蛇の目傘をさして歩くと、
和紙を通した雨音が奏でる独特のメロディー。
どこか安らぎを感じる和紙を通した柔らかな光。
防水のために塗られた油と骨に施された漆の香り。
整然と放射線状に広がる骨組みの竹の美しさ。
蛇の目傘の傘骨に施された「かがり糸」の繊細さ。
竹と和紙で作られた昔ながらの和傘が心の和らぎを与えてくれます。
大人になって味わえる贅沢が和傘にはあります。
~梅雨時期におすすめの商品~
透明感のある草木染和紙『ひまわり色』の蛇の目傘です。『極み』シリーズは辻倉が選び抜いた原料と卓越した技術をもつ職人によって作り上げられた逸品です。
『吹雪』
コウゾなどの樹皮の黒皮や繊維の太い結束などをあえて取り除かずその風合いを『吹雪』のように残した京都黒谷手漉き和紙の番傘です。原材料から、ほんものにこだわり製作。仕立てあがるまでの長い物語を手に取って感じていただけたらと思います。
和傘
『夕月』夕方に見えるうっすらと浮かぶ月をイメージした蛇の目傘です。傘の内側には、傘の色に合わせた糸飾り。
熟練技術者の持つ、高度な技術を継承し仕立てられた月奴模様は、細部にわたる細やかな手仕事により時間をかけて1本1本製作しています。
外側からも、内側からも持つ人の心を魅了します。
「日本古来より脈々と受け継がれてきた伝統と文化を守り、後世に伝えたい」そんな思いをもって日々製作に励 む「和紙職人」と「和傘職人」
二つの伝統工芸が合わさり、多くの工程を経て黒谷の和紙は美しい本物にこだわった番傘が出来上がりました。 「京都 黒谷和紙」×「京都和傘屋辻倉」の極上の逸品をお届けいたします。
[caption id="attachment_21122" align="alignnone" width="328"] 黒谷雲竜 白虎[/caption]