商品について
■京都『黒谷和紙』×京都『和傘屋辻倉』
長い歴史を経て守られ育まれてきた伝統工芸。
京都・綾部の紙漉きの里『黒谷和紙』は、1枚1枚すべて職人の手仕事でつくられる大変希少な和紙です。
丈夫で長持ちするのが特長で、長期の保存にも耐えられることから文化財の修復などにも使われています。
その希少な黒谷の雲竜紙を張って、辻倉の熟練の職人が時間をかけ丁寧に蛇の目傘に仕立てました。
■京都黒谷 特選蛇の目『水晶』
『水晶』うすく淡い紫色の蛇の目傘です。
■ 魅力のひとつひとつ -感じる和傘-
・持ち手の柄には、女竹(めたけ)を使用しています。
手で握った時の感触、滑らかで、手になじみます。
・傘を閉じた姿はもとの1本の真竹の細身で美しい姿になります。
・和紙は黒谷の『よいくど和紙』を使用しています。
和紙の製作過程で、楮を炊いた後、みだし(ちりより)作業をする際に白皮から
剥がれ落ちた「あまはだ」部分などが底にたまります。
その底にたまったものを「よいくど」と言います。
よいくどには、表面にわずかに残っていた表皮や、みだしきれなかった楮の繊維も含まれ
ており、これらを和紙にすることで雲龍紙とは違った表情をみせてくれます。
一度に大量のよいくどができるわけではなく、材料をためておいてある程度の量が集まれ
ば漉くという貴重な和紙です。
・時間の経過と共に変化する和紙の色味。
防水仕上げに亜麻仁油、えごま油等の植物性油を引いています。
その油の特性により、年月を重ねることで少しずつ少しずつ白色の和紙は
薄黄色から亜麻色へと色づいていきます。
その色の変化の過程、これもこの和傘の楽しみのひとつです。
・傘を開く時に聞こえる、畳まれていた和紙がひとつひとつ離れていくパリパリとした音。
・傘の開き具合を決める止め具には、金具ではなく木でこしらえたハジキを付けました。
カチッという木のハジキの音、心地よい響きです。
「京都 黒谷和紙」×「京都和傘屋辻倉」の極上の逸品をお届けいたします。
≪京都・綾部の紙漉きの里『黒谷和紙』≫
和紙職人の数は時代の変化の中で減少を続け、今では一ケタになってしまいましたが、
年齢は30~40歳代が中心で比較的若く、産地にはとても活気があります。
800年以上続く伝統の「手漉き」の技を守り継がれながら、
新しい製品の開発や産地ブランドを強化する取り組みも進めてられています。
仕様:雨傘
素材:京都黒谷手漉き和紙、防水加工済
色:薄紫色
飾り糸:白二段飾り
骨:真竹 44本(透仕上げ)
柄(持ち手部分):女竹
ハジキ(止具):木
頭紙(カッパ):防水二重布
全長:74cm
直径:105cm
レビュー
レビューはまだありません。